- 2008年5月 6日 22:42
- 日記
近所のTSUTAYAがマンガレンタルを始めていました。
今までマンガのレンタルをしたことがなかったのですが、興味津々だったので借りてみました。
料金体系は、1冊70円(二泊)、10冊借りると700円で(七泊)というものです。
料金体系を見て考えたのが、著作権者への使用料はいくらなのだろうか?ということです。
著作権法の改定により、法的な問題点が無くなったためこういったビジネスモデルが大手で進めることができたようです。(すでにTSUTAYAのマンガレンタルは2007年4月からスタートしていました。)
そこで「有限責任中間法人出版物貸与権管理センター」のホームページで使用料について調べてみました。
◎使用料規定
出版物の定価550円未満 265円
出版物の定価550円以上1000円未満 480円
出版物の定価1000円以上で以後、500毎 320円加算
ただ大手企業向けにボリュームディスカウントはされるようです。
10000冊以上を一括購入し、使用料を払う場合は以下の通りです。
◎使用料規定(10000冊以上の場合)
出版物の定価550円未満 150円
出版物の定価550円以上1000円未満 280円
出版物の定価1000円以上で以後、500毎 185円加算
■TSUTAYAの視点
ざっくり原価のみで考えると550円のマンガ代+使用料150円(10000冊以上購入と想定)とした場合、700円の原価となり(費用は考えません)、70円のレンタル料で10回転すれば損益分岐点は超えると考えられます。
10回転というのは人気マンガをメインでそろえることを考えると、十分採算が取れるのでしょう。
■著作権者の視点
出版物については指定の業者(代行店)を通して購入するとのことです。
また、新品本を購入するとのことですので、著作権者には「印税」+「使用料(手数料引後)」が入るだろうと想定されます。
ここでいう著作権者は漫画家になるかと思うのですが、先日テレビ番組で赤松健という有名漫画家の方の年収を公開されていましたが、通常の週刊誌連載は1ページあたり26000円程度で、主な収入源は単行本の印税(売価の10%)と言っていました。(ちなみに新刊が出る度に30万部程度の売り上げがある人気漫画家赤松さんの年収は5000万円だそうです。)
■マンガレンタルに著作権者のリスクはあるのか?
著作権者にしてみれば、「古本屋」や「ネットカフェ」により単行本購入者が減っていた可能性があることなどを考えると、このように正規ルートでレンタルが進むことで著作権者も潤い、センターも潤い、代行業者も潤い、もちろんTSUTAYAも潤い、ファンは安くマンガが読めて、すべてがWin-Winの形なのでしょう。
リスクがあるとすれば、本来であれば新刊が出る度に購入していたファンがレンタルに流れることでしょうか。
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いち消費者としての意見ですと、「古本屋で買ってきた場合は置き場所に困る」、「ネットカフェに行ってマンガを読むほどでもない」、「人気マンガの新刊だけちょっと読みたい」といったケースが今までもありましたので、安価で漫画本が読めると言うことは歓迎できるなと思います。
▼有限責任中間法人出版物貸与権管理センター
http://www.taiyoken.jp/siryo.html
▼TSUTAYA 4月からマンガレンタル開始
http://animeanime.jp/news/archives/2007/01/tsutaya4125.html
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