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Google検索のアジア各国ローカライズ比較

  • Posted by: iwanao
  • 2008年3月23日 19:58
  • 04.企画

Googleの検索シェアは過去の数字を見てみるとアメリカでは65.98%、日本では32.4%、中国では25%、韓国ではなんと5%という数値がある。
こうしてみると日本、中国、韓国のアジア圏では、Googleの検索シェアが思ったほど上がらず苦戦を強いられている。

今までのGoogleの戦略は地域ごとの言語にローカライズしたサービスを中心にしてきたが、ここ数年大きくシェアが上がっていないことを踏まえて、次の戦略を打ってきているように思える。

アジア各国のGoogleについて、ちょっとした比較をしてみたい。

◎Google日本
googlejp.JPG

まずは今月19日にリニューアルが行われたGoogle日本のトップページだ。
新しいGoogle日本のトップページの特徴としては以下の点が上げられる。

■各種サービスへのリンクボタン設置

今回のリニューアルで以下のボタンが設置されている。

-おすすめ
 ・メール
 ・動画
 ・ニュース
 ・地図
 ・乗換案内
ーいろいろな検索
 ・画像
 ・ブログ
 ・書籍
 ・デスクトップ
-便利なツール
 ・カレンダー
 ・ドキュメント
 ・リーダー
 ・ツールバー
-もっと楽しく
 ・動画
 ・画像管理ツール
 ・ブログツール
 ・地球を検索

Googleオフィシャルブログによると「多くのユーザーの皆さんから、各種サービスへの入り口がわかりづらいというフィードバックをいただいてきました。」とのことで、フィードバックをサービスに反映した形となっている。

■リンクボタンがサービス名の表記ではなく、機能名での表記となっている
ここで各リンクボタンの名前に着目して欲しい。今までのGoogleだと各サービス名(Gmail、Youtube、トランジットなど)からのリンクだったのが、今回のリニューアルでは機能名での表記(メール、動画、乗換案内など)となっている。
今までのGoogleではあまり考えられなかったことのように思える。リンクボタンの名称がちょっと変わったぐらいでは、とても小さなことにしか思えないが、今後のGoogle日本の戦略を考えていく上では大きなことではないかと私は考えます。。

■リンクボタンのデザインがYahoo!風
リンクボタンのデザインは日本の検索シェアNO.1のYahoo!Japanのトップページのデザイン風になっている。
これもYahoo!Japanからのユーザー獲得をねらってのことだろうかと思える。


◎Google韓国
googlekr.JPG

続いて韓国のGoogle検索トップページを見てみたい。

■日本と同様に検索トップページにリンクボタンが設置

韓国でも日本と同様にリンクボタンが設置されている。こちらもユーザーからのフィードバックを元にしているのであろう。ただし、リンクボタンの名前は日本とは違い、サービス名(Gmail、Youtube、Picasaなど)が使われている。

■検索結果に「セクション型」ユニバーサル検索を採用
Google韓国の検索結果は、「セクション型」のユニバーサル検索が採用されている。
ユニバーサル検索はGoogleでも目指している方向性の一つであり、「最適な検索結果が1度の検索で、情報の種類や情報源を問わず、すばやく入手できる」というものである。

韓国の検索シェアNO.1のNAVERはユニバーサル検索が特徴の一つであり、韓国で大きなシェアを獲得している理由の一つである。

このNAVERに似た「セクション型」の検索をGoogle韓国では導入している。
現在は検索したキーワードに関する通常の検索結果があり、右側のカラムにブログとニュースの結果を同時に表示している。

韓国では「検索といえばユニバーサル検索」ということなので、Google韓国もこういった方法を模索しているのであろう。

◎Google中国
googlecn.JPG

最後に百度(Baidu)が検索シェアを大きく握っているGoogle中国も見てみよう。

■韓国と似たリンクボタン
韓国のデザインと同じリンクボタンが設置されている。
ただし、リンクボタンの名前は中国語表記で機能表記となっている。
また、並び順も「動画」が先に来て「画像」といったように中国人ユーザーのニーズが「動画」や「画像」の検索にあるようだ。

ちなみに検索シェアの高い百度(Baidu)は動画と画像の検索が強いことで有名である。

■各サービスは別ウインドウで開く
中国のGoogleの各サービスへのリンクボタンをクリックすると別ウインドウですべて開く。日本、韓国が同ウインドウなのに対して中国では別ウインドウで開く方がユーザーに受け入れられているのだろう。

■検索結果に検索キーワードが赤色でハイライトされる
検索された後、検索結果に日本や韓国ではキーワードがボールドされるが、中国では赤でハイライトされている。
これも中国の国民性によるものであろう。

■今後のGoogleアジア戦略に注目
このようにGoogleはそれぞれの国に応じて、ユーザーのフィードバックを受けながら更にローカライズを進めていくのだろう。
その中でどれだけドラスティックに各国へのローカライズを行っていくのかに今後も注目していきたい。

▼参考記事
Google 65.98%、Yahoo! 21.21% - 米国検索エンジンシェア Hitwise 2007年12月調査
【自主リサーチ調査結果】第6回検索サービスに関する調査(上)
【自主リサーチ調査結果】第6回検索サービスに関する調査(中)
【自主リサーチ調査結果】第6回検索サービスに関する調査(下)
グーグルのシェアはわずか5%--韓国の外国企業はなぜ苦戦する?

--
2008年3月26日追記
はてブのコメントでもっともなご意見をいただきましたので、画像キャプチャを付けました。もっともなご指摘ありがとうございます。

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