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Twitterと誤報についての考察
- 2009年10月28日 22:26
- 01.SNS(ソーシャルネットワーキング) | 03.コミュニティ全般
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今朝、Buzztterから「とほほさんが亡くなられた。」という情報が入った。
インターネット普及し始めた90年代後半からインターネットを使っている人が真っ先に思い浮かんだのは「とほほのWWW入門」の杜甫々(とほほ)さんだと思う。
私自身もホームページ作成の基本をこのホームページで勉強させてもらったものだ。
私と同様に思った人も多く、Twitter上でも一気に話題になったらしい。
しかし、Twitter上での投稿を追ってみるとどうやら誤報と言うことがわかった。
お亡くなりになったのは「メーリングリスト「AML」に活発に投稿していた、ハンドル名「とほほ」の、平志朗さんがなくなった。」とのことだった。
今朝の一連の状況を見てTwitterと誤報について考察してみる。
情報のソースを確認しているか
TwitterにTweetすると情報があっという間に伝播する。
その速報性がTwitterの特徴の一つであるが、注意したいことがある。
それは「情報のソース」だ。
実は以前にも同じようなことがあった。「エマ・ワトソンが交通事故で死亡」の誤報だ。
2009年7月24日に映画ハリーポッターのハーマイオニー役で有名な女優エマ・ワトソンが交通事故にあって死亡したという情報がTwitterに飛び交った。
リンク先には交通事故現場の写真と英語の記事があり、かなり信憑性があったように見えたのだが、後にこの情報はデマであることが判明した。(ロケットニュースの記事参照)
今回の「とほほ」さんの件は、ネット上に2人のハンドルネーム「とほほ」さんがいたことに起因していた。
とほほさんが亡くなられたというソースもあったが、「WWW入門」のとほほさんであるという部分は確認できていないまま、「ネット上の有名人"とほほさん" = "WWW入門のとほほさん"」と間違えて理解してしまったのだと思われる。
Tweetすることは世界に情報発信すること
TwitterでのTweetはそのインターフェイスから比較的限られた空間への投稿に感じられるが、実際は世界中に情報発信しているのと同じことを理解する必要がある。あなたが発信したTweetは鍵をかけていない限り、原則世界中どこからでも見ることができるし、検索されることもある。
もちろん誰しも間違ったことを言ってしまうこともあるし、100%正しいことを言わなくてはならないルールがあるわけでもないが、頭の片隅で「自分の発言は世界中から見られる可能性があること」を意識しておくと良いかもしれない。
Twitterで流れた誤報を完全に訂正することは難しい
Twitterでこの誤報が流れた際に、一部の影響力のあるユーザーからも誤報が発信されてしまったため、爆発的に誤報が伝播していた。すぐに誤報に気づき、Tweetの削除と訂正がTweetされたが、一度発信した情報を訂正することはとても難しいようだ。
現に今でもBuzztterを見てみると、まだ誤報を信じている人が散見されます。
TweetはFollowersにすべて見られているわけでもなく、誤報を見たFollowerが訂正Tweetも見ているとは限らないのでその点は注意したい。
結論:情報を見極めよう
ちなみにマイケル・ジャクソンの訃報の際にもTwitter上で真っ先に情報が共有されていました。 このときにはTweetにもソースが付けられていました。過去に2ちゃんねる元管理人のひろゆきが過去に以下のようなことを言っている。
「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」
Wikipediaより
この発言自体は2000年頃の掲示板利用者について語ったものだが、当時と原則は全く変わっていないように思う。
掲示板より速報性が高く、情報の電波力のあるTwitterを使う上では「嘘であると見抜けるスキル」がより重要になってきているのだ。
「そんな堅いこと言ってたらTwitterなんか楽しめない!」という方も多いかと思うが、ぜひこの機会に一度考えてみたら良いと思う。
ーー
周りでとほほさんの件を誤解されている方がいるようでしたら、ぜひ教えてあげてください。
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成功する海外サービスのローカライズとは?
- 2009年6月23日 21:43
- 03.コミュニティ全般
韓国最大のネットコミュニティサイワールドが8月末でサービスを終了する。
サイワールドご存じない方も多いと思うが、サイワールドは韓国では2200万人以上が参加するSNSで日本におけるmixiと同じ様なポジションにいる。それだけ大きいコミュニティだと理解していただければと思う。
日本でのサービスローンチは2005年、当時大々的に記者発表会を行った。
サイワールドは日本でも成功の可能性があったと思うのだが、残念なことに日本サイワールド社が取り組んでいたローカライズは正しいローカライズとは言えなかったように思える。
彼らが採ったローカライズ手法は「韓国の視点で日本向けのサービスを作ること」だった。
もちろん日本市場を詳細に分析し、それを彼らなりに解釈してサービスをリリースしてきたがうまくはいかなかった。
残念ながらどうがんばっても日本のユーザー視点になれなかったのだと思う。
例えば記者発表会時も「韓国で大成功したサービス」ということが全面にアピールし、更に韓国の女性タレントパクソルミを起用し、韓国を全面にアピールしていたのがとても印象的だった。
よく考えて欲しい。日本のユーザーはそんなことは求めていない。
ローカライズというのは、「言葉を現地語に翻訳して自分たちを理解してもらうこと」ではなくて、「自分たちが現地を理解し、現地の言葉、現地の企画、現地の運営すること」なのだ。
会社側の視点でサービスを作ってしまっては成功するはずもない。
ローカライズを成功させようとするのなら、熱いハート&ソウルを持った現地人を採用し、企画、運営を任せるべきだ。
そうすることで始めてローカライズは成功するのだと強く言いたい。
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どうしてネットコミュニティは儲からないのか?ネットコミュニティのビジネスモデルを考える。
- 2009年5月20日 21:50
- 03.コミュニティ全般
コミュニティのカフェスタが今月末で終了する。
カフェスタはネットコミュニティとして、良質なコミュニティを形成していたのだが、それがビジネスへつながらず、改めてネットコミュニティビジネスで収益を得ることの難しさが露呈されたのだと思う。
ネットコミュニティはなぜ儲からないのか
現在のネットコミュニティによる収益の多くは広告収入となっている。
ネットコミュニティの代表格mixiを見ればわかるが、広告による収益が93%を占めている。(株式会社ミクシィ平成21年3月期 決算短信参考)
ネットコミュニティ自体で儲けているのではなく、広告で儲けているのである。
広告偏重の弊害
ネット上における広告の価値とはPVとCTRに集約される。
広告を打つと言うことは広告出稿者が投資をしてるわけで、PVとCTRを用いて効果測定するのは当然のことだ。
そのため多くのネットコミュニティでは広告媒体としての価値を高めるため、PVを上げようとする。
名指しはしないが一部のネットコミュニティではどう見てもPVを稼ぐためのサイト構造をしているのがわかる。
PVに重点を置こうとするとユーザー視点が無くなってしまうこともあるだろう。
そしてユーザー離れが起きることもあると思う。
ネットコミュニティにおいてのPVは決してユーザー本意ではない。
ネットコミュニティの新しいマネタイズ手法
ネットコミュニティというのは儲かりにくく、広告以外の手法で儲かっているサイトをあまり見たことがない。
既存のマネタイズ例を見てみるとする。
・プレミアム会員
月額315円程度の会員費を取るビジネスモデルだが、全体会員の一定割合しかプレミアム会員にならないため、大きな収益とはなりにくい。
mixiプレミアムが月315円ですが、2007年のプレミアム会員数が約16万人ということだったので、課金ユーザー数の比率は以前発表した約1.5%程度というのは変わらないのだと思う。
ARPUが月額料金に制限される上、課金する比率が1%程度だとするとこの課金モデルだと大きな売り上げを上げにくい。
・アバター
アバターにはハマる要素があり、適正のあるユーザーが利用すれば、一定の収益が望める。
特にアバターユーザーは高ARPUになることが多くが、そもそもアバターを利用したいと思うユーザー数はあまり多くはなく市場規模は大きくないので大きな売り上げを望みにくい。
どちらの事例を見ても一定の収益は望めるが、大きな収益とはなりにくい構造に思える。
mixiの新しいビジネスモデルへの挑戦~ビジネス支援プログラム~
ここに来てmixiがオープンプラットフォーム戦略を採っている。
mixi内で利用できるアプリケーション開発環境を用意して個人や法人の開発者(mixiはソーシャルアプリケーションプロバイダー=SAPと呼んでいる)を呼び込もうと言うことだ。
ミクシィのビジネス支援プログラムは以下の三つだ。
・ビジネス支援プログラム「広告」
株式会社ミクシィがmixiアプリ向けに広告を販売・配信し、SAPにPV・UU等に応じて広告費を支払うアドプログラム
・ビジネス支援プログラム「課金」(mixiペイメントAPI)
mixiアプリの利用に応じた支払いに対し、決済代行を行って手数料の20%以外をSAPの収益とする。
・ビジネス支援プログラム「mixiファンド」
mixiアプリの出資、融資、買い取りを行う。
こうした場を提供することで、ユーザーは便利なアプリケーションを入手でき、SAPとmixiは収益を得ることができるWin-Win-Winの関係となるのだ。
mixiの新しいコミュニティビジネスモデルを作り出すことへの挑戦は果たして成功するのであろうか。
今後の展開が非常に楽しみである。
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Twitterで鮮度のある情報をいち早く入手する
- 2009年3月29日 23:08
- 03.コミュニティ全般
最近、Twitterをよく使っています。
Twitterについては、ネットコミュニティ企画者の立場から、「日本人に向いている緩いコミュニティサービスだな。」とリリース当初感じていましたが、実際に利用していくに連れ、考え方が変わってきました。
「Twitterは鮮度のある情報をいち早く入手できる場所である」と思っています。
ただし、利用方法に若干ハードルがあるとも思います。
私が利用している方法は次のような感じです。
Twitterを使う事前準備
1.Twitterへ登録
2.Twitterクライアントをインストール(私はPC用のTweenを利用)
Twitterに登録してから
1.「感心関心のあるキーワード」をマイクロブログ検索のTwiple!もしくはTwitter検索します。
2.関連のあるTweetの中で良い発言をしている人を発見したらFollowします。
3.Followした人たちをまとめてTwitterクライアントのタブへ振り分け登録します。
4.1~3までの作業を関心のあるキーワードごとに実行します。
もちろん、Twitterユーザーに偏っているので必ず自分の知りたい情報が入手できるわけではありませんが、インターネット界隈の情報についてはいち早く入手できると思います。
今までブログなどから有用な情報を得ることも多かったと思いますが、Twitterの場合はブログよりも早く情報を得ることができると私は実感しています。
ただし、インターネットの世界はGive & Takeが重要だと考えますので、自分自身も有用な情報を発信し続けることを意識したいなと考えて、少しでもTweetすることを心がけてます。
--
2009/3/30追記
はてブのコメントでいただいた誤字を修正しました。指摘ありがとうございます!
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Amazon.co.jpレビュー削除の件
- 2009年3月10日 22:26
- 03.コミュニティ全般
「ドラクエIX」のAmazonレビューが全削除されたそうだ。件数は300件以上とのこと。
ドラクエⅨに関連する投稿を削除
ドラクエⅨの度重なる延期を受けてのユーザーの不満がでたことなどもあるが、Amazonが特定商品のレビューを一括削除したことはおそらく初。
Amazon担当者によるコメントは以下の通り。
「ガイドラインに反するレビューは掲載を控えている。今回も、ガイドライン違反に該当したと考えていただければ」
Amazonのレビューはユーザーの善意でなりたっているものであり、今回の説明なき削除は熱心なユーザーへ反感を買い、投稿へのモチベーションを落とすものだ。
削除するなら削除する理由を明確に伝えるべきであるが、今回のケースは説明が足りていないようだ。
削除基準があいまい?
そもそもAmazon.co.jpのレビュー削除基準はどのようなものだろう。
冒涜的、猥褻、また悪意を含む表現や動画
知的財産権を保有していない動画
期間が特定されているものの情報(例:発売情報、イベント情報など)
短すぎるまたは長すぎるレビュー(なぜ気に入った、また気に入らなかったのかを説明してください)
商品と無関係なコメントや動画
電話番号、住所、URL、Eメールアドレスなどの個人情報。動画には著作権情報を透かしで入れることができます
外部サイトのURL、キャンペーン、またはそこにアクセスを誘導する内容
商品の作品映像、音楽が入っている動画
アーティスト映像や写真が入っている動画
本人の承諾(未成年の場合は親権者または後見人の承諾)を得ていない顔写真等個人を特定できる画像または動画
在庫状況、価格、代替品の注文または郵送方法についての記述および動画
「参考になった」の投票を促すコメント
作品または商品1つにつき、複数のレビューの投稿
他のレビューや当サイトの機能に関するコメントや動画
未発売の書籍へのレビュー
医薬品に関するコメント
薬事法等の適用法令に抵触するコメント
過去の大規模ネットサービス運営の経験に照らしあわすと、削除基準というものは細かく指定することはできても、必ず基準をすり抜けるものが出てくるものだ。
そこで問題となるのが削除基準ゆれ。
AのレビューはOKで、Bのレビューが削除される理由はユーザーに対して明確でなければならない。
今回の件は一部のレビューを消していたがレビュー上で議論や批判といったマイナスレビューが多くなり、すべて削除という対応をしたのではないだろうか。
Amazonはレビューで何に重きを置いているのか
Amazonは「レビュー数」に重きを置いていると思われる。
以前は「初めてカスタマーレビューを書いた人の中から抽選でAmazon.co.jp商品券をプレゼント」といった企画も行っており、まずは「レビュー数」を集めることに重きを置いていたのがわかる。
そのため「レビューの内容」については公序良俗や誹謗中傷、個人情報明記などの基本的な削除基準で基本的に対応し、その中身についてはとやかく言ってこなかった。
Amazon.co.jpのレビューは変化の時期が来ている
私が今のAmazon.co.jp運営者なら、「レビュー内容」に重きを置き、発売前レビューを認めつつも、商品発売後は★の数を反映させないなどの対応を取りたい。
そうすることで本来のレビューを際だたせ、サイトの価値をもっと向上させることができるはずだ。
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小洒落た携帯写真共有サイト「Photomemo」
- 2009年2月 7日 20:47
- 03.コミュニティ全般
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先日、NTTレゾナントからリリースされたPhotomemoを使ってみたところ、なかなか良いのでエントリー。
■Photomemoとは
携帯電話から写メールでPhotomemoに投稿し、共有できるサービス。
こじゃれたデザインとTwitterユーザーを意識した作りです。
公式によると特徴は次の通り。
Photomemoの特徴1.新しくIDとパスワードを設定する必要がありません
Open IDの仕組みを利用しているため、また新しくパスワードを考える手間がいりません。 既にお使いの他社サービスのIDとパスワードで利用しはじめることができます。 最初に設定が必要なのはニックネームと携帯のメールアドレスだけです。 さあ今すぐはじめましょう!
2.複数枚の添付、@タグによる簡単なグルーピングなど携帯ならではの便利さイッパイです
メールで送るときに、例えば2枚の写真を送ると2枚セットとして扱われます。 メール本文のコメントに「@卒業旅行」のように@に続けて単語を書くと、そこがリンクとなり、 同じ@タグをつけたお友達の写真と同じグループとして一覧できます。
3.GPSにも対応してます
GPS付き携帯で撮った写真を送ると、どこで撮ったかが地図上にマッピングされます。 集まってるくと自分の行動マップ、また自分と友達の行動マップになっていきます。
(注意:GPS情報を写真に付加する方法は各端末のマニュアルをご参照ください)
4.iPhoneからも使えます
iPhoneユーザーの方もiPhoneで撮った写真をどんどんアップロードしてください。 ユーザー情報の送信元携帯アドレスにiPhoneでご利用のアドレスを設定すればOKです。 (かならずしもi.softbank.ne.jpである必要はありません。)
iPhoneユーザーの方のための専用ページを用意しています。ぜひご利用ください。
■使ってみての感想
・Twitterユーザーを意識している
Twitterユーザーを意識しているせいか、設定画面にTwitterFeedへのリンクとフィードが載っていたりしてます。
・ジオタグ対応
GPS携帯で写真を撮るとExif情報にGPSの情報も埋め込まれますが、Photomemoではジオタグ情報からbritekite.comのように地図上に表示することができます。
自分でWeb上から地図を見て設定することも可能。
・タグ機能
投稿時、本文中に「@」があると@以下をタグと認識します。
このタグは自分のFollowerと共有できる。
例えば「@誰々結婚式」としておけば、その結婚式の写真をみんなで共有できるわけです。
・シンプルなデザイン
全体的にシンプルなデザインで好印象。私のブログにもブログパーツを張ってますが、こちらもデザインがなかなか良いです。
■気になる点
・マネタイズはできるのか?
個人サービスとしてならかなり好印象だが、果たしてこれをNTTレゾナントでやる意味があるのかは何とも言えないです。
今後、このサイトがマネタイズできるかどうかが見えてこない。どうマネタイズするつもりなのかぜひ教えて欲しいです。
個人的にはPhotomemoを利用することで平日のランチの様子をお届けすることが出来そうです。
意外とこれが楽しい。
Photmemoは3月31日までの限定サービスとのことですが、個人的には応援しているのでぜひ続けてもらいたいところです。
それにしても使っている922SHのデジカメ機能があまり良くないので、デジカメが良くてGPS対応しているノキアのN82あたりが欲しくなって来ました(笑。
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ネットの噂を信じる人、ネットの噂を見極める人
- 2009年2月 5日 21:21
- 03.コミュニティ全般

芸能人のブログで執拗に誹謗中傷を繰り返していた人が逮捕された。
この事件はネットコミュニティと併せて考えても非常に興味深い。
事件概要は次の通り。
19人は、男性が開設していたブログ上に昨年1~4月、88年に東京・足立区で発生した女子高校生コンクリート詰め殺人事件に関与したという事実無根の書き込みをした疑いが持たれている。「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」などの書き込みは数百件に上り、「炎上」したという。脅迫容疑の女は「殺すぞ」などと書き込んでいたという。
■ネットの情報を見極める力
ここで誹謗中傷していた人たちはどのような気持ちで投稿していたのだろうか?
別の記事でタレント炎上ブログに「殺す」29歳女を脅迫容疑書類送検とある。
ここで書類送検となった女性の心理が書かれている。
同署幹部によると、女は1989年に東京・足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人に男性が関与したと信じ込んで男性を脅しており、「許せなかった」と容疑を認めているという。
いわゆるネット上の噂を信じて書類送検されるまでの誹謗中傷を繰り返していたわけです。
今回のケースはおそらくネタ元であろう9年前の某掲示板のスレッドを見ましたが、こういったスレッドの情報を鵜呑みにしてしまう人も多いのだと思う。
昔、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏がインタビューで話しをした名言「嘘は嘘であると見抜ける人でないと(掲示板の利用は)難しい」という言葉が本当に身に染みます。
今は一般の人のインターネット利用も多くなり、ネットの情報を見極める力が無い人がこういうショッキングな内容を本気にしてしまうのだ。
■韓国の例
韓国ではユーザーによる誹謗中傷が原因で、芸能人が自殺する事件が相次いだ。
今までの韓国の例を見てみると、告訴がないと当局が動けないこともあり、誹謗中傷の容疑者が逮捕されたといった記述を見たことがない。
現在はサイバー侮辱罪という法案の成立に向けて動いているようである。
日本でこのようなケースで立件されたのは韓国と同様なケースにならなくてすんだという意味では非常に重要な事件だったと思う。
■いわれない誹謗中傷への牽制を
実際にこの芸能人のブログを見たことがありますが、最初に噂が出始めてから9年もの間いろいろあったとのことです。
それでもきちんと自分の心を保ちつつ、しかるべき対応をしたこの芸能人の方には敬意を表したいですね。
今回の例が今後も起こりうる言われ無き誹謗中傷を抑制できることになれば良いと切に願います。
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秋葉原連続殺傷事件とマズローの欲求段階説
- 2008年6月16日 22:55
- 03.コミュニティ全般
先日の秋葉原で起きた秋葉原連続殺傷事件について、以下のような記事がありました。
この記事を見ると、加藤容疑者は携帯の掲示板サイトに犯行予告を書いた理由として以下のように言っています。
「見た人に犯行を止めてほしかった。」
もしかしたら本当に止めて欲しかったのかもしれません。
今までいろいろなネットコミュニティを見てきて思うことは、ネットコミュニティにハマる確率の高い人ほど、
「自分を見て欲しい」、「自分を認めて欲しい」といった欲求を多く持っているように思えます。
マズローの欲求段階説の四段目「自我欲求」に相応するのかと思うのですが、
まずはネットコミュニティを利用するに連れ、三段目の「社会的欲求」つまり「帰属欲求」が満たされます。
その後は当然、「自分を認めて欲しく」なるのだと思います。
ネットコミュニティにおいては、2ちゃんねるの一部の側面のように誹謗中傷が殺伐と繰り広げられる場所もありますが、もう一方の側面として「ゆるいつながり」を保ちつつ、「相手を認める」文化があると思います。
過去、ネットコミュニティにおいて「自殺したい」と話している人と話したことがありますが、彼らの多くは「自分の話を聞いて欲しい」というのが第一目的で、多くの人は本当に死にたいと思っている訳ではありませんでした。
秋葉原連続殺傷事件の容疑者は、記事を見る限りでは、容疑者が参加していたネットコミュニティでは「自我欲求」を満たすことはできなかったようです。
今後も私はネットコミュニティに関わっていきますが、こういった悲劇を起こらなくする一助ができればと思います。
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コミュニティサービス企画と著作権
- 2007年4月23日 23:33
- 03.コミュニティ全般
CGMにおけるユーザー投稿型コンテンツ(UCC)をサービス上で投稿できる場合、問題となってくるのが「著作権」の問題である。
最近であれば、YouTubeにおける著作権のあるコンテンツが投稿されている問題などがある。
先日コメントいただいたk-kawaさんのmixi動画における問題も同様だ。
自分の企画したインターネットサービスに著作権のあるコンテンツを投稿された場合のプロバイダー責任法に基づく対応を考えてみたい。
■プロバイダー責任法についてのおさらい
一般的に「プロバイダー責任法」と呼ばれる法律だが、正しくは「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」。
著作権での例を説明すると以下のようになる。
1.著作権のあるコンテンツを投稿しているユーザーがいると権利者からの申し出がある。
2.運営者側は申し出に対し速やかに確認を行い、問題があると判断した場合は削除を行う。
どういう場合に運営者側に問題があるかというと、申し出に対し「他人の権利が侵害されていると知っていながら削除しない」、「違法情報の存在を知っており、他人の権利が侵害されていることを知ることができたと認めるに足りる相応の理由があるとき」である。
つまり「違法投稿がある知らされた場合、"対応しない"とサービス運営者側に責任があると判断される。」ということである。
■著作権のあるコンテンツへの対応と運営者側のジレンマ
著作権のあるコンテンツを投稿するユーザーに対し、どういう対応をするかはサービス企画運営者にとっては非常に悩ましい問題である。
著作権のあるコンテンツは投稿されるべきではないが、それを制限するために既存のユーザーに不自由な機能を追加することで、投稿数そのものを減らしたくはないのが企画運営者としてジレンマに陥るところである。
・サービス運営者としてのリスクは減らしたい。
・投稿数は増やしたい。
上記の二つの相反する欲求を満たす企画と運営が必要となるのである。
■段階的な対応と啓蒙活動
では実際にこういうケースがあった場合、コミュニティ企画運営者がどういった対応をすればいいのだろうか?
1.段階的な対応を行う
ユーザーの利便性を損なってまで、投稿に制限をかけるのはとても難しい。
例えば、すべての投稿を全部事前チェックのみで掲載するとなった場合、事前チェックのコストもバカにはならなし、掲載まで時間がかかるとなるとユーザーの投稿熱も下がってしまう。
ではどうするかというと、まずは投稿する機能の近くに著作権に関する注意書きをするところからはじめて、徐々にユーザーへ著作権に対する理解をしてもらうのだ。
段階を経てそれでも問題がある場合は、最終的に事前チェックをすべての投稿に行うという形とすれば、いきなりすべてに制限をするわけではなくユーザーにも理解を得ることができる可能性がある。
2.啓蒙活動を行う
影響力のあるサイトであれば、ユーザー全体に対して啓蒙活動を行っていくべきであると考える。
mixiの例を見ると、「mixi ご利用上の注意事項」において著作権も含み利用上の注意をまとめていることで啓蒙活動としているように思われる。
しかし、この場合はまとめて注意事項を読むユーザーは限られるかと思われるため、よりピンポイントに啓蒙していくとよいのではないかと思う。
ただ運営者側による啓蒙活動と「楽しみたい」ユーザーの間には相反するものがあることも事実で、この場合はいかに運営者が「ユーザーと一緒にコミュニティを作り上げたいか」という想いを伝えられるかによるのではないかと思う。
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オーマイニュース日本語版は成功するか?韓国インターネット事情
- 2006年5月22日 22:58
- 03.コミュニティ全般
ちまたは「「mixi、音楽でつながる新サービス「mixiミュージック」。」の話題で盛り上がっているところに別の話題。
韓国のオーマイニュースとソフトバンクの出資したオーマイニュース日本語版のスタートが八月に決定したようだ。
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コミュニティサイトの運営-割れ窓理論とディズニーランド
- 2006年4月12日 19:45
- 03.コミュニティ全般
現在、アメリカで最大手のSNSである「MySpace(http://www.myspace.com/)で「子供達の安全利用」が問題となっている。
とうとう安全利用推進の責任者を任命するまでになった。
インターネットというと「匿名性」「無秩序」「危険」といったキーワードが取りざたされ、大人達は自分たちがインターネットを「知らない」「わからない」といった状況から、子供達に対して「インターネットからの隔離」という手段を取っていることが少なくない。
実際、私がボランティアでインターネット教室を行った際に、そこへ来ていた小学生の保護者は「インターネットが危険かもしれないが、どこを注意してみていたらもわからないため、子供にはインターネットをしてはいけないとしか言えない。」といった声も多かった。
もちろん上記の保護者の方達が心配をしなくてもいいようなコミュニティサイトを築きあげていく必要がある。
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ネットコミュニティの元祖Niftyのパソコン通信
- 2006年4月 7日 09:58
- 03.コミュニティ全般
ちょっと古い話題だがNiftyのパソコン通信が終了する件について。
私がネットコミュニティと初めて出会ったのは、1995年にパソコン通信「People」が最初だった。
1995年の初め、当時大学生だった私は「就職」という人生の転機にあり、その方向性を模索していた。
私の通っていた大学が歴史が古くあまり就職関連の情報が手に入らない状況だった。
そんな状況下で「パソコン通信で就職活動の情報をゲット!」みたいなパンフを見て始めたのがきっかけだった。確か毎日コミュニケーションズが主催だった。
最初はPeopleの就職活動をしている大学生が集まるサークルに入り、そこでいろいろな情報を交換した。
その後、Niftyへみんなで移り、パティオを作ったりしてその後も情報交換をしていた。
そのうち個人で「メール」をしたり、「チャット」をしたり、「オフ会」をしたりと、ネットで出会う人たちとのコミュニケーションが本当に刺激的で、今のコミュニティに絡む仕事をしているのもあのころのパソコン通信があったからだと思う。
しかも私の場合、その当時のパソコン通信仲間と後にネットコミュニティに関する会社を立ち上げたりもしているので、その思い出はなおさらである。
そんな思い出のパソコン通信が終わってしまうわけだが、パソコン通信(特にNIFTY-Serveのフォーラム)は日本のネットコミュニティの基礎を作ったことに間違いはない。
当時のNIFTYフォーラムは「質が高い情報」が集まり、いわゆる荒らし行為をする人がいても「華麗にスルー」して何事もなかったようにしてしまう質の高いユーザー達がすばらしいコミュニティを築き上げていた。
今後も仕事上コミュニティに携わっていくと思うが、そんな「質の高いコミュニティ」を作り上げていきたい。
ありがとうNIFTY-Serve。
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「はてなワンワンワールド」とコミュニティ
- 2006年2月28日 17:59
- 03.コミュニティ全般
「はてなワンワンワールド(http://world.hatelabo.jp/)」がすごい。
はてラボ(http://hatelabo.jp/)という「はてなの正式サービスになりきれない実験的サービス」とのことだが、コミュニティ的な視点から見ると非常に興味深いサービスである。
以下に簡単なワンワンワールドの特徴を挙げてみる。
■はてなワンワンワールドの特徴
・Google MapsのAPI(http://www.google.com/apis/maps/)を利用して作られている。
・MAP上で「おしゃべり」ができる。
・しかし「ともだち登録」されるまでは「おしゃべり」に入力した言葉がすべて「わんわん」となる。
・詳細は暫定ヘルプで(http://world.hatelabo.jp/help)
上記のようにGoogleのAPIを利用したとてもシンプルなサービスなのである。
そんなシンプルなワンワンワールドに初めて試してみたときすごいと思った点があった。
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